★恋は曲者ッ★


アタシは思わず大声で叫んだ。



「ウルサイ~、ご近所さんにメーワクでしょ」



なんかお茶目な感じやなぁ。

見た目は世間なんて

一切気にしてなそうなのに。



電球の光の下だと

顔のラインまで

はっきりと見える。



小さな部屋の中の

奏多君は一層背が高く見え

髪は見事なまでにサラサラだ。




「ちょ、恥ずかしいから見ないで」



奏多君は

すでに服を脱ぎ始めていた。




「あ//ごめんっ」



アタシはサッと後ろを向いた。




< 33 / 61 >

この作品をシェア

pagetop