★恋は曲者ッ★
「あのなぁ~…頼むから帰ってや!!」
奏多君の顔が歪む。
そう。
アタシは昔から頑固やねん。
だから、アタシの野望聞いてもらいたい!!
「アタシ、20までに結婚したいねん!!」
「はぁ!?またアナタは突拍子もないことを言うて…」
奏多君は完全にあきれてる。
こうなると自分でも暴走が止めらない。
アタシはさらに続けた。
「アタシ、そのために今までめっちゃ頑張ってきてん!!いっぱい恋して、男の子といっぱい付き合って、フって、その度に次はもっといい人と出会おうって!!それで、奏多君見つけて、今までしたことない一目ぼれで、この人絶対アタシのもんにしたるって!!」
そこまで言って、アタシは奏多君の表情がこわばっているのに気づいた。