★恋は曲者ッ★
はぁ~
やっと家に着いた時には
夜の11時をまわっていて
お母さんが心配してすごく怒ってた。
すぐに部屋に入ってベッドにもぐる。
こりゃ完全に嫌われたな…
どうすっかな~
人の気持ちなんか簡単につかめるって思ってた。
奏多君だって可愛い子には弱いんかと思ったけど…
違うかったな。
今までが上手く行き過ぎただけなんかも知れん。
でも、恋愛をボランティアなんて思ったことは一度もない。
それだけに、奏多君の言葉が心に響く。
「うぅ~ん」
謝るべきか…
でもなんか嫌や!!
ここでまたアタシの頑固さが足止めする。
と共に一目ぼれの恋を諦めきれない自分がいる。
…
ガバッ
「もう絶対諦めんし!!ボランティアでもなんでもいいやん!!好きにさせたるわ!!」
そばにあったウサギのぬいぐるみに八つ当たりした。