★恋は曲者ッ★





はぁ~







やっと家に着いた時には

夜の11時をまわっていて

お母さんが心配してすごく怒ってた。

すぐに部屋に入ってベッドにもぐる。








こりゃ完全に嫌われたな…

どうすっかな~






人の気持ちなんか簡単につかめるって思ってた。

奏多君だって可愛い子には弱いんかと思ったけど…

違うかったな。




今までが上手く行き過ぎただけなんかも知れん。

でも、恋愛をボランティアなんて思ったことは一度もない。

それだけに、奏多君の言葉が心に響く。








「うぅ~ん」






謝るべきか…

でもなんか嫌や!!






ここでまたアタシの頑固さが足止めする。

と共に一目ぼれの恋を諦めきれない自分がいる。














ガバッ








「もう絶対諦めんし!!ボランティアでもなんでもいいやん!!好きにさせたるわ!!」







そばにあったウサギのぬいぐるみに八つ当たりした。

















< 42 / 61 >

この作品をシェア

pagetop