月華.
ふと、目を覚ますと眩しい夕日が視界を遮った。
「紅雨?」
夕日から目をそらし、隣を見た。
紅「藍子」
「紅雨、良かったー…。…心配したんだよ?何処か苦しい?何、飲みたい?」
重い体を持ち上げ、ベッドに座った。
頭はまだ、朦朧としてるみたい。
紅「大丈夫」
ニコリと微笑めば、心配そうな藍子。
紅「私、そんなに柔(やわ)じゃないからw」
藍「……倒れたのに?」
紅「うっ」
痛いところをつかれた。
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