冬桜 −二度咲くモノ-
自分の自己慢のために私を使われるの、虫唾が走る。


本気でイラッとした。


「聖くんがそんな風に気にかけてくれるのはすごく嬉しいけど、私は悲しくもないし孤独でもないですよ。

ありがとうございます。


聖くん、だいぶ体落ち着いてきたみたいだし、これ以上の疲労は良くないと思うので、私そろそろ帰りますね。」

とこれ以上ないほどの笑顔で言い放った。
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