冬桜 −二度咲くモノ-
ちなみに、私は同伴もアフターもしない。


店にいる間だけ夢を売る。


お店に来てとか電話もしない。


番号もアドレスももちろん教えない。


営業時間だけが私の勝負の時間。


さぁ、勝負が始まる。


今日という日が、私の人生を大きく変えていくとも知らずに…。


私の苦しみは誰も気がつかないほど静かに、この時始まった。
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