冬桜 −二度咲くモノ-
だから死んでもしたくない、『人を頼る』ということまでやった。


その病院は紹介がないと受け入れてもらえないから、同情とかされるのも嫌だけど、鈴菜の事情を山村さんに話した。


でも、山村さんは詳しく聞こうとはせず、『わかった』とだけ言ってくれた。


それ以降も話しを蒸し返すこともなかったのは、正直驚いたしありがたかった。
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