隣の席のミルクチョコ【企画】
あー!!やめて!
脳内が滝くんでいっぱいになっちゃう!
突っ伏したまま、自分で頭をグシャグシャにした。
もう…みんながあんなこと言うから…っ。
それまでそんなこと、あたし思ったこと無かったのに!
消えろ〜…
あたしの脳から滝くん消えろ〜…っ。
うーんんんんんんっ。
だ、だめだ。
頑張っても消えてくれない。
「お前なぁ、何やってんだよ…」
あたしの行動を不思議がって、滝くんはあたしに話しかけてきた。
「うるさいよほっといて…」
あたしは、滝くんを頭から消そうと必死なのに…。
話しかけてこないでよーー。
「一言しか話してねぇよ…」
「…………」