隣の席のミルクチョコ【企画】
と、同時に女子を可愛いかも
なんて思ったのも初めてだった。
自分の気持ちにも驚くけど、
このモヤモヤしたような、なんか言葉では表せないような気持ちは何だ?
「えーっ、何で青木くんこの問題わかるの?!」
休み時間中に聞こえたアイツの声。
青木…、確かこのクラスで俺の次に頭がいいっていわれてるやつだっけ。
俺が教えないから、青木に頼ったってわけ?
……なんだよ、それ…。
無意識のうちに持っていたシャーぺンを強く握りしめていた。
ムカつく。
何で俺に聞かねぇんだよ。