隣の席のミルクチョコ【企画】




「…勉強の邪魔になんねぇくらいならな」


「ほんとっ?!やったぁ!!!!」



やっばい。


目頭熱い。



朝に話しかけてもいいって言われただけなのに、何でこんなに嬉しいんだろう。



彼女…………だから。



その、“あたしだけ特別”な感じが嬉しくてしょうがない。



話しかけてもいいなら…あたし…っ!!



「滝くんっ!!」


「…なに」



調子に乗っちゃう…よ?




「好き!!!」




皆には聞こえてない程度だから、大丈夫だよね。


それに朝ってみんな騒がしいし、聞いてる人なんていないよ。



それに、今すぐ言いたくなっちゃったんだもん。




「お前…っ、話しかけてもいいって言ったからって調子乗んなよ…」


「え」


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