歪み
「こんにちは。私、瑞穂っていうの。
お母さんにはよくお世話になってます。
お母さん、今日帰り遅くなるから
代わりに私がご飯作ろうと思って。
何か食べたい物ある?」
瑞穂は母さんの仕事仲間で
母さんと仲が良かったから、
よく母さんの代わりに俺の世話を焼いてくれた。
「瑞穂さん、好きです」
そして、俺の初恋の人でもある。
「付き合おっか。私達」
俺より4つ上だったから
瑞穂には色んな事を教わった。
良いことも悪いことも。
「有…大好き」
「俺も」