歪み
「あたしっまだ告白の返事…
聞いてないから!
許さないから、いっ言い逃げなんて」
「え?」
顔を真っ赤にして
泣きそうなのを必死に堪えて、
こっちに走ってきた。
「…何してんだよ、学校は!?
てか何でいんの?
いつからだよ、どういう事だよ」
「じゃあね、有。
初めまして橘さん。後は…よろしくね」
複雑な顔で瑞穂を見て頷く橘さん。
訳のわからない俺。
「…えっと橘さん?
どーゆー事?」
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