最高の贈り物〜クリスマスの奇跡
裕也と奇跡の再会をしてから、2ヶ月くらいが経った。
今は3月。
あたしはもうすぐ大学3年生になる。
あれからすぐに裕也があたしが1人暮らししてるアパートに来て、一緒に住んでる。
裕也の胸元に見える手術の跡を優しくなぞる。
手術は成功したけど、傷跡がまだ時々だけど痛むみたいで、今は痛み止めの薬を飲んでる。
でも海外で調理師の免許をとったらしく、レストランで調理師として働いてる。
痛みが収まるまでは働くのやめておけば?
そうあたしは反対したんだけど、
麻衣に迷惑かけたくないんだ。
って言って働いてる。
我がままなのか、無理しすぎなのか分からないな裕也は。
「……ん…」
優しく裕也の頬を撫でたら、裕也が目を開けた。