キケンなアイツとの生活
「愛梨、母さんがね」
「え?うん、なに…?」
「楓太さんがせっかくのデートなら、ゆっくりしておいでって言ってるんだってー」
「パパが…?」
「あぁ」
パパがそんなこと言うかな、普通。冬弥さん、話作ってない…よね?
「まぁ、楓太さんもイロイロあんじゃない?愛梨のパパの前に、一人のオトコだし?」
「………」
そんな話、聞きたくないんだけど…。なのに冬弥さんは、さらにわたしの脳を刺激させる。
「だからオレは泊まるの、アリだと思うんだよね〜」
「はぁっ?!」
「愛梨の〝アレ〟慣れてもらわないと困るし?」
「なっ…」
〝アレアレ〟言わないでよ!近くにまだ、蒼甫と夏紀さんいるんだから!!
「てことで、ゆっくり見ようか水族館」
「………」
「蒼甫くんと、その彼女さんも、楽しんでねぇ」
勝手に、サヨナラをして、勝手に足を進める勝手王子…。その勝手さに、蒼甫もポカンとしていた。
「蒼甫、ごめんねっ。デート、楽しんでね!」
「ほら、早く来いよ。早く来ないと、夜どうなるか分かってんの?」
「ちょっ!大きな声で言わないで!!」
ただ蒼甫にサヨナラしただけなのに、脅すような言葉を言わないでほしい…。それでも結局は冬弥さんの傍に駆け寄ってしまう…。
「え?うん、なに…?」
「楓太さんがせっかくのデートなら、ゆっくりしておいでって言ってるんだってー」
「パパが…?」
「あぁ」
パパがそんなこと言うかな、普通。冬弥さん、話作ってない…よね?
「まぁ、楓太さんもイロイロあんじゃない?愛梨のパパの前に、一人のオトコだし?」
「………」
そんな話、聞きたくないんだけど…。なのに冬弥さんは、さらにわたしの脳を刺激させる。
「だからオレは泊まるの、アリだと思うんだよね〜」
「はぁっ?!」
「愛梨の〝アレ〟慣れてもらわないと困るし?」
「なっ…」
〝アレアレ〟言わないでよ!近くにまだ、蒼甫と夏紀さんいるんだから!!
「てことで、ゆっくり見ようか水族館」
「………」
「蒼甫くんと、その彼女さんも、楽しんでねぇ」
勝手に、サヨナラをして、勝手に足を進める勝手王子…。その勝手さに、蒼甫もポカンとしていた。
「蒼甫、ごめんねっ。デート、楽しんでね!」
「ほら、早く来いよ。早く来ないと、夜どうなるか分かってんの?」
「ちょっ!大きな声で言わないで!!」
ただ蒼甫にサヨナラしただけなのに、脅すような言葉を言わないでほしい…。それでも結局は冬弥さんの傍に駆け寄ってしまう…。