キケンなアイツとの生活
「ねぇ、なんであんなこと言ったの!」
「あんなこと、って?」
今は二人きりになって、冬弥さんに先ほどのことを問い詰めるも、分からないふりをしてきた。
「蒼甫のこと!」
「あー、そんなことより、イルカ見よう?」
「とぼけないでよ!」
「カワイイ、イルカ。愛梨みたい」
「え?」
「愛梨、顔真っ赤」
「う、うるさい!」
なんだか、疲れてきた…。もうダメだ。わたし、この先も冬弥さんと付き合っていけるのだろうか…。
相変わらず冬弥さんはモテるオトコのようで、わたしがトイレに行って帰ってきたら、逆ナンされてたりするし…。
二人で歩いていれば、わたしが制服だからか。〝あの子、妹かな?〟〝彼女なわけないよねー〟なんて、言われる始末で…。なんか、泣けてくる。
それでも冬弥さんは、恋人繋ぎをしてくれて、わざとに顔を近づけて話しかけてきたりして…。
でも初デートは、なんだかんだ言って楽しかったり…。蒼甫のと逆ナンと陰口は、誤算だったけど!
「愛梨、ぬいぐるみ欲しい?」
「欲しいっ!あ、でも…」
「なに?また金の心配?」
「だって……」
「ホント、愛梨みたいな子は初めてだよ」
そう言って、わたしがチラ見してたイルカの巨大ぬいぐるみをレジへと持って行き、会計を済ませ、わたしに持たせてくれた。
「あんなこと、って?」
今は二人きりになって、冬弥さんに先ほどのことを問い詰めるも、分からないふりをしてきた。
「蒼甫のこと!」
「あー、そんなことより、イルカ見よう?」
「とぼけないでよ!」
「カワイイ、イルカ。愛梨みたい」
「え?」
「愛梨、顔真っ赤」
「う、うるさい!」
なんだか、疲れてきた…。もうダメだ。わたし、この先も冬弥さんと付き合っていけるのだろうか…。
相変わらず冬弥さんはモテるオトコのようで、わたしがトイレに行って帰ってきたら、逆ナンされてたりするし…。
二人で歩いていれば、わたしが制服だからか。〝あの子、妹かな?〟〝彼女なわけないよねー〟なんて、言われる始末で…。なんか、泣けてくる。
それでも冬弥さんは、恋人繋ぎをしてくれて、わざとに顔を近づけて話しかけてきたりして…。
でも初デートは、なんだかんだ言って楽しかったり…。蒼甫のと逆ナンと陰口は、誤算だったけど!
「愛梨、ぬいぐるみ欲しい?」
「欲しいっ!あ、でも…」
「なに?また金の心配?」
「だって……」
「ホント、愛梨みたいな子は初めてだよ」
そう言って、わたしがチラ見してたイルカの巨大ぬいぐるみをレジへと持って行き、会計を済ませ、わたしに持たせてくれた。