マリア様!
「……………………。」
ひろが何か考え込んでいる。
諦めたのかしら?
「あぁ。 LIP SERVICE? いいよ。」
「!?」
いいよじゃないでしょうが!
私がいっつもLIP SERVICE行ってるみたいな認識やめてくれないかしら!
「ほら、ぼやっとしてんなよ、
行かねーの?LIP SERVICE?」
「あまり大きな声で言わないでちょうだい。
別にLIP SERVICEに行くわけじゃないわ
行きたいなら1人でどうぞ。
あ、この間の化学物質さんと一緒に行けば?
仲直りってことで、ね?」
「誰が行くか。
連絡先消したし。」
「え?」
「俺、切れた女の連絡先は消す主義なんだわ」
「あなたのポリシーなんて聞いてない」
これ以上話しても時間の無駄だ。
やつをおいてとっとと昇降口を出る。
「あーー!
おいてくなって!」
「うるさいついてくるな」