エデンの林檎
その後は学校の規則や授業のこと、などなどの説明があった。
私は説明の間ぼーっと窓の外を眺めていた。
外はキレイな青空が澄み渡っている。
あぁ、吸い込まれそう…。
その時、
「星野 優愛」
と私の名前を呼ぶ先生の声が聞こえ、現実に引き戻る。
「は、はい。」
私は慌ててとりあえず返事をする。
「じゃあ、学級委員はぼーっと外を見てた星野と、隣の席の松本 慧にお願いするかな。」
「えぇっ!?!?」
「はぁ!?!?」
私と松本君の声がハモった。
「そう言うことだからよろしくな星野、松本。
で、早速で悪いんだけど、HRが終わったらオレの所に来てくれ。」
「はい…。」
私は仕方なく返事をした。
そして松本君と呼ばれる人をチラッと見てみるとじーと私を見ていた。