エデンの林檎
「先生、松本君は??
いいんですか??」
「あぁ…
星野一人でいいよ。
くじ作りだけだしさ。
今日の8時頃来てもらってもいいか??」
「はい、わかりました。」
「それと…
星野、今ケータイ持ってるか??」
確かポケットに…
ポケットに手を入れるとスマホが指に当たった。
あ、あった。
「アドレス赤外線で送ってもらってもいいか??」
え…??
アドレス…??
ダレの…??
「もしかして…
オレとアドレス交換するの嫌か??
星野のアドレス知ってた方が何かと連絡取りやすいかなって思ったんだけど。」
「えっ、あ、大丈夫です。
今送ります。」
でも、先生??
生徒の私とアドレスなんて交換して大丈夫なの??
私の頭にそんな疑問がよぎった。