エデンの林檎


私の班のコテージに行くと

「ゆーあー!!」


と元気な栞が私に抱きついてきた。


「優愛、大丈夫??


もう平気??」


「うん、もう大丈夫。


心配かけてゴメン。」


「星野。」


あ…松本君…。


「松本君、ありがと。


もう大丈夫だから。」


「そうか。」


松本君はそれ以上何も言わずにバーベキューの準備の続きに戻っていった。


何も言わないけど


松本君は松本君なりに私のこと心配してくれているんだろうなぁ〜。


ホント、素直じゃないんだから。


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