彼からの贈り物~夢を見続けて~
「琴乃、開けるよ。」

言葉と同時にドアが開いた。


やはりいたのは、幼なじみの雄吾だった。


私は寝てまーす!
だからほっといて。


そんな私の想いも届かず、雄吾は布団の中にもぐりこんできた。


「ちょっと何すんのよ。

この変態くん。」



「ほら、やっぱり気づいてたんだ。」


布団の暗闇の中に雄吾の声が広がる。


私はしぶしぶ布団から顔を出すと、雄吾も後に続いて顔を出した。






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