俺と君の現実論



その後、なんとか暴走するハルキを止めて今度に回してもらった。


「焦れさせるとは卑怯ですね。放置プレイですか」

「うんちょっと静かにしようかハルキ」

「む。…そんなに私に喋ってほしくないのですか?」

「全然!むしろもっとハルキと話したいよ!けど…。
他の奴らがいるでしょ?ハルキの甘い甘い美声は誰にも聞かせたくないしましてやそれに寄ってくる害虫がいたら俺もう発狂しちゃうっていうか殺しちゃうよまじで。別にハルキのためなら虫一匹殺すくらいワケないんだけど刑務所に行ったらハルキとラブラブイチャイチャできなくなるでしょ?それは嫌だなあハルキ欠乏症で俺確実に死ぬから死んじゃうから耐えきれずに自分の腕噛み千切っちゃうよあはははは。でもほんとハルキと喋りたくないわけじゃないんだよだって俺ハルキが大好きなんだもんそりゃ世界で一番にっていうか一番より下はいないんだけどねこの世界には君と俺しかいないんだからああもう愛してるよ俺のハルキハルキハルキハルキハルキっ!」

「ならいいんです」


満足気にどこかへ行こうとするハルキ。

…って、え?


「ハルキ、どこ行くの?一緒に滑らないの?」

「…雪だるまを作ります」

「ええっ、また?ダメだよまたハルキが汚物に話しかけられちゃう!」


それだけは絶対ダメ!
っていうかヤダ!
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