泪
第4章・海に踊る
異変・壊れる音
雨音が船体を叩く音で、昴は目覚めた。
珍しく夢は見なくてそのおかげか頭痛もしない。
スマフォを取り出して時間を確認する。
一日半寝ていたらしく、時刻は昼過ぎの2時だった。
隣を見やると、水谷の姿はまだない。
ベットから抜け出したあとがあるから、一時は部屋に帰ってきたのだろう。
それから熟睡してる昴を残してまた出ていった。と。
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異変・壊れる音