「船幽霊について調べるんだ」

淡々と言う想汰に、昴は驚いて想汰を見た。

「想汰さん、幽霊信じてるの?頭でも打った?」

「ちょっと頭貸せ。殴ってやる」

昴は慌てて想汰から離れた。
しかし狭い場所ゆえたいして離れられない。

「俺の言う「船幽霊」とは、「船が浸水する」という現象のことだ」

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