泪
すぐさま部屋に帰ろうとする昴を捕まえ、想汰は様々な客が訪れる夜食バイキングへつれていった。
大きな広間で、厨房とおぼしき所から次々と料理が出ている。
その場にはすでに盛り上がってる水谷がおり、想汰ははじめて他人に拳を振り上げようとする昴を見た。
「おー!昴!亜希子!!と……滝さん…」
後半はあきらかに残念そうだ。
「ねぇ…ちゃんと調べたの?それと…その服なに?」
昴は唐揚げをむさぼり食う水谷の服を指差す。
誰もつっこまないからつっこんだ。という風に。