「お綺麗な方ですね。誰かご一緒なんですか?」

「あ、あっちに…」

「よければご一緒にお食事しませんか?」

「いや、連れが…」

「付き合ってる方は?」

「あ…えっと……」

じりじりと問い詰められ、昴は若干涙目になりながら後退した。

自分の容姿が美人呼ばわりされてるのは薄々気づいていたが、まさかここまでとは。

昴は今すぐにでも消えたくなった。

 
< 76 / 255 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop