どうしようかと悩んでると、ふと雪村さんの前に座る女の人と目があった。

きれいな人だ。


「あ…。昴の友達?」

「え?」

雪村さんが驚いて振り向く。
少し警戒した雰囲気があったけど、私だと確認するとふっと表情を緩めた。

「安部さん?」

「え…あ、はいっ。……あの、お取り込み中でしたか?」

「いや、そんなことない。よね?」

 
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