Doll

「あなたを 追いかけてあの街へ出たのよ」


…女王蜂、だ。
これは、夢の中か…


「あなたの通ってる学校へ折角入学できたのに、あなたもう既に退学してたわ。」


そうだな…。


「けど、また出逢えた。」


・・・まな、ぼくは・・・


「まなじゃないわ」


・・・・・・・・。


「ハニーでしょう?」


・・・ハニー・・・・・・・・・。


「大すき。大すきよ。」




女王蜂はそう呟きながら



ぼくの胸にブスリと




寂れた毒針を 刺した。




ぼくはこの世に
さほど興味はないのだが

ただひとり、好奇心を
そそられる奴がいる


   ピンクの髪


      白い腕


 薄い唇


     長いまつ毛






ぼくの、Honey xxx





END.


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