記憶を失くしたわがまま彼♡
そして、今に至る。
やっぱり俺は大事な事を忘れている気がする…………
教室に着いた。
それでも、俺の周りにうるさくいる女にいい加減ムカついてきて、
「てめぇら邪魔。ウロウロすんな。きもい。」
と言った。
そしたら、女達は怯えているようだった。
女なんて簡単だ。
甘い言葉を言ったらすぐに言うことを聞くし、
今みたいに、少しキツイことを言うと、すぐにいなくなる。
そして、クラスに入って行き、自分の席を確認した。
俺は、あの“市川美緒”という女の後ろだ。
そして、隣は、“山下愛香”という女。
市川ってどんな奴なんだろう。
やっぱり他の女と同じか?
俺は、席に着いた。
そしたら、早速市川が話しかけて来た。