記憶を失くしたわがまま彼♡
私は、昨日の事を全て話した
「美緒」
「……?」
「ごめん、私、一ノ瀬に記憶ないの知ってたの……」
「えっ……」
「前に、美緒に対する態度の事で文句言ってた時に聞いちゃったの……」
「そう…なんだ……」
「本当はすぐ言うつもりだったんだけど……ごめんね……」
「い、いいの‼︎私に気を使ってくれたんだよね⁇ありがとう…」
「でも、それを一ノ瀬に言わないで付き合って……本当に最低だよね……ごめんね……」
「私は、2人が付き合ってくれて嬉しいよ⁇2人が幸せならそれでいいの……」
「みーおーーー」
愛香が抱きついてきた。
「美緒、ありがとう…本当にありがとう……
……でも、これからどうする?」
「それで、愛香にお願いがあるの……」
「……?」
「一ノ瀬には私の事言わないで、今まで通りに接して?」
「えっ……」