輝く世界
死神のゲーム
渋谷のスクランブル交差点は人ごみに溢れていた。ここはどんな時でも大勢の人がいる。その交差点の中心にヘッドフォンをつけた少年が倒れていた。
ラクだ。
「?」
起き上がったラクは、自分の身になにが起こっているのかわからないでいた。
「なぜ、こんなとこに倒れているんだ?
…てか、ここはどこだ?」
頭の中に疑問が飛び交う。
「ん?なにか握ってる…のか?」
ラクの手の中に何かがあった。
バッジだ。
「なんだこのバッジ…?」
ラクは何気無しにバッジを手の上で収まるぐらいに軽く投げた。
『キィーン』と甲高い音とともにラクの頭の中に周りの人の思考が入ってきた。
「なんだこれ!
人の思考が頭の中に入ってくる!
………もう一度やってみよう。」
やはり周りの思考がわかるようだ。
「ここはどこで、今なにが起こっているんだ?」
ラクは自分の身に起こっている事が本当にわからないみたいだ。人に話し掛けるのは苦手だが、周りの人にここはどこなのかを聞いてみようとすれ違う人の肩を叩こうとした。
「?………触れない…?」
なぜか触れないのだ。スクランブル交差点のど真ん中で倒れていても周りに人は集まっていなかったのだ。
何度か触ろうとしたが、やはり無理だった。
「なぜだ…?」
そう思った瞬間、ケータイが鳴った。
メールだ。
『死神より
109に辿り着け、
出来なければ消滅。
制限時間90分』
「なんだこれ?いたずらメールか」
ラクはすぐさま削除しようとした。
「?…消えない?」
その時右手に激痛が走った。
「いってぇ」
『カチっカチっカチっ…』右手を見ると
赤い字で90:00:00と浮き出ていた。
「なんだこれ!
ほんとにわけわかんないぞ!」
そう叫んだ瞬間、目の前に謎の赤い影が出現した。
「!?」
よく見ると赤い影が周りの人達を消滅しているではないか。
「なにっ!
人が…消えていく!?」
赤い影は複数いた。ラクはただ唖然としていた。しかし、赤い影の次のターゲットは、なんとラクだった。
「まじかよ!」
襲いかかる赤い影から走って逃げる。
……
どれぐらい走っただろう…
やっと逃げ切ったラクはハチ公前にいた。
「ハァハァ、もう追ってこないだろう」
肩で息をしながらラクは止まった。
しかし、ハチ公前にも赤い影が複数…。
「もうだめだ…
俺も消されるのか…」
そんな思考がよぎった時、
「あー!」
と後ろから甲高い声がした。
「今度はなんなんだ!?」
ラクは後ろを振り返るとピンク色の髪をした少女が立っていた。
「君!まだ契約してないね?!」
「はぁ?契約ってなんだよ?」
「いいから!私と契約して!」
「なんで見知らぬお前なんかと…。
ってか、契約ってなんだ?!」
「契約すればノイズ倒せるから!」
「ノイズってなんだよ…?
まあ…わかった、け、契約する…」
『契約する』と発言した瞬間
青い光が二人を包んだ。
「ふぅ、間に合ってよかったぁ」
少女が安堵の表情を浮かべながら言った。
「なんだ!今の青い光!」
ラクは何が何だかわからない。
「それは後!
今はノイズを倒すのが先!
はい、これ使ってみて!」
少女は炎の絵が描かれたバッジを渡して来た。ラクは使い方がわからないがバッジを握って炎をイメージした。
その瞬間、炎が起こり赤い影を消滅したのだった。
「なんだ、今の炎!
俺がやったのか?!」
自分がやったことに驚きが隠せないラク。
「きみ、サイキック上手いね。
きみと契約できてラッキーかも」
少女は喜んで言った。
「あ、名前教えてなかったね、
私は双葉咲(ふたばさき)
君は何くん?」
サキが話していることをよそにラクは考えていた。
『なんなんだ、契約って…。
しかもなんなんだ、
あの赤い影と炎は…。
てか、ここどこだよ!
さっきの場所に戻ればなにかわかるかもしれないな。』と…。
ラクはサキを置いてスクランブル交差点に向かった。
「え、ちょ、どこ行くの!?」
サキは急いでラクの後を追った。
ラクだ。
「?」
起き上がったラクは、自分の身になにが起こっているのかわからないでいた。
「なぜ、こんなとこに倒れているんだ?
…てか、ここはどこだ?」
頭の中に疑問が飛び交う。
「ん?なにか握ってる…のか?」
ラクの手の中に何かがあった。
バッジだ。
「なんだこのバッジ…?」
ラクは何気無しにバッジを手の上で収まるぐらいに軽く投げた。
『キィーン』と甲高い音とともにラクの頭の中に周りの人の思考が入ってきた。
「なんだこれ!
人の思考が頭の中に入ってくる!
………もう一度やってみよう。」
やはり周りの思考がわかるようだ。
「ここはどこで、今なにが起こっているんだ?」
ラクは自分の身に起こっている事が本当にわからないみたいだ。人に話し掛けるのは苦手だが、周りの人にここはどこなのかを聞いてみようとすれ違う人の肩を叩こうとした。
「?………触れない…?」
なぜか触れないのだ。スクランブル交差点のど真ん中で倒れていても周りに人は集まっていなかったのだ。
何度か触ろうとしたが、やはり無理だった。
「なぜだ…?」
そう思った瞬間、ケータイが鳴った。
メールだ。
『死神より
109に辿り着け、
出来なければ消滅。
制限時間90分』
「なんだこれ?いたずらメールか」
ラクはすぐさま削除しようとした。
「?…消えない?」
その時右手に激痛が走った。
「いってぇ」
『カチっカチっカチっ…』右手を見ると
赤い字で90:00:00と浮き出ていた。
「なんだこれ!
ほんとにわけわかんないぞ!」
そう叫んだ瞬間、目の前に謎の赤い影が出現した。
「!?」
よく見ると赤い影が周りの人達を消滅しているではないか。
「なにっ!
人が…消えていく!?」
赤い影は複数いた。ラクはただ唖然としていた。しかし、赤い影の次のターゲットは、なんとラクだった。
「まじかよ!」
襲いかかる赤い影から走って逃げる。
……
どれぐらい走っただろう…
やっと逃げ切ったラクはハチ公前にいた。
「ハァハァ、もう追ってこないだろう」
肩で息をしながらラクは止まった。
しかし、ハチ公前にも赤い影が複数…。
「もうだめだ…
俺も消されるのか…」
そんな思考がよぎった時、
「あー!」
と後ろから甲高い声がした。
「今度はなんなんだ!?」
ラクは後ろを振り返るとピンク色の髪をした少女が立っていた。
「君!まだ契約してないね?!」
「はぁ?契約ってなんだよ?」
「いいから!私と契約して!」
「なんで見知らぬお前なんかと…。
ってか、契約ってなんだ?!」
「契約すればノイズ倒せるから!」
「ノイズってなんだよ…?
まあ…わかった、け、契約する…」
『契約する』と発言した瞬間
青い光が二人を包んだ。
「ふぅ、間に合ってよかったぁ」
少女が安堵の表情を浮かべながら言った。
「なんだ!今の青い光!」
ラクは何が何だかわからない。
「それは後!
今はノイズを倒すのが先!
はい、これ使ってみて!」
少女は炎の絵が描かれたバッジを渡して来た。ラクは使い方がわからないがバッジを握って炎をイメージした。
その瞬間、炎が起こり赤い影を消滅したのだった。
「なんだ、今の炎!
俺がやったのか?!」
自分がやったことに驚きが隠せないラク。
「きみ、サイキック上手いね。
きみと契約できてラッキーかも」
少女は喜んで言った。
「あ、名前教えてなかったね、
私は双葉咲(ふたばさき)
君は何くん?」
サキが話していることをよそにラクは考えていた。
『なんなんだ、契約って…。
しかもなんなんだ、
あの赤い影と炎は…。
てか、ここどこだよ!
さっきの場所に戻ればなにかわかるかもしれないな。』と…。
ラクはサキを置いてスクランブル交差点に向かった。
「え、ちょ、どこ行くの!?」
サキは急いでラクの後を追った。