輝く世界
時同じくして…
ビルの屋上に影が二つ。
「あーあ、休み明けの仕事って
一番だるいんだよねぇ」
「仕事あっての休みでしょ?
初日は参加者から一番多いんだから
点数の稼ぎ時よ。
先月稼げなかった分、今回で取り戻すわ!」
「はいはい、一週間頑張りますよっと」
謎の人物二人は何やら仕事の話をしているようだ。
「ところでさ…
俺らもゲームしないか?」
「は?ゲーム?」
「仕事もゲームにしちまえば
楽しくなるし気分がいいだろ?
はい、これ名案w」
「それが名案ねぇ……
まっいいわ。
で、なにすんの?」
「『死神あそび』その3(参加者狩り)
今日のミッションで
どっちが多く参加者を狩れるか…
どうだ?」
「あははっ、なにそれ!
全然勝負になってないんだけどw」
「あら?ご不満ですか?」
「だってあたしが全員抹消するからw」
「おぉ、やるねぇ、
ちょっとテンション上がったわw
んじゃいつも通り負けた方が
ラーメンおごりってことで」
そう言って姿を消した。
どうやら男一人女一人のようだ。
この二人の正体はまた後ほど…。
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