輝く世界
スクランブル交差点に戻ったラクだったが…
「おい、なんでついてきてんだよ!」
サキが後ろからついてきていた。
「なんでってきみが勝手に
動くからでしょ?」
「どこ行こうが俺の勝手だろ!
ついてくるな。」
意味不明な発言をするサキにイライラするラク。
「俺の勝手って…
私たちここに
閉じ込められてるんだよ?」
「何言ってるんだ、
そんなことあり得ないだろ」
「きみこそ何言ってるの?
それに契約したら一緒に行動!
それに一人じゃ
ノイズは倒せないし…
最後まで生き残れないでしょ?」
ノイズとはあの赤い影のようだ。
「生き残る?
なんだそれ?」
未だにわかってないラクに、サキは怒り口調で、
「二人じゃないと
ゲームに勝ち残れないってこと!」
と言うが、
「お前のゲームの勝敗なんて
俺には関係ないだろ…。」と…。
サキはラクの発言に驚いた。
「ちょ、ふざけないでよ!
戦ってゲームに勝たないと
消えちゃうんだよ!?
見たでしょ?
人が消滅していくところ…
あんな風に
なりたくないでしょ?」
ラクは最初に見たノイズに消滅させられる人達を思い出した。
「それに私たちはもう
契約したパートナー同士、
だから協力しあってがんばろ?」
わかり合おうとするサキにまた苛立つラク。
「何言ってるんだ、
人を巻き込んだくせに。」
「巻き込んだとかじゃないでしょ?
きみだって死神のゲームに
参加してるじゃない」
「?
そんなもん参加してないぞ…?」
「え、参加者バッジ持ってるじゃん」
サキもラクの発言がよくわからなくなってきた様子だ。
参加者バッジとはラクが倒れていた時に握っていたバッジの事だ。
つまり参加者と呼ばれる人は皆周りの思考がわかるようだ。
「それに右手に私と同じ
タイマーも出てるでしょ?」
サキの右手のを見てラクは驚いた。
自分と同じ赤い数字が浮き出ているではないか。
「!?
俺と同じだ!
なんなんだよこれ!」
「やっぱりきみも参加者なんだよ…」
………
暫しの沈黙。
「あっ!?」
声を上げたのはサキだった。
「こんな事してる場合じゃない!
急がないとあと20分しかない!」
右手のタイマーが19:59:56に変わっていた。
これは制限時間を表しているらしい。
「急いでマルキューに行こ!」
「マルキュー?
なんだそれ?」
「109のこと!
メールにあったでしょ?
辿り着けなければ消滅って」
ラクは考えた。
『あんなもん信じるか普通…?
でもこの状況…
どう考えても普通じゃないよな?』
少しは冷静になったラクは109に行くことが無難だと悟った。
「はぁ、行けばいいんだろ…」
「うん、
それから二度目だけど
きみの名前は?」
「………
…米場…楽…」
「ヨネバ…ラクかぁ…
面白い名前だね☆w」
『大きなお世話だ!』と思いながらも
渋々109に向かうサキの後を追うラクだった。
「おい、なんでついてきてんだよ!」
サキが後ろからついてきていた。
「なんでってきみが勝手に
動くからでしょ?」
「どこ行こうが俺の勝手だろ!
ついてくるな。」
意味不明な発言をするサキにイライラするラク。
「俺の勝手って…
私たちここに
閉じ込められてるんだよ?」
「何言ってるんだ、
そんなことあり得ないだろ」
「きみこそ何言ってるの?
それに契約したら一緒に行動!
それに一人じゃ
ノイズは倒せないし…
最後まで生き残れないでしょ?」
ノイズとはあの赤い影のようだ。
「生き残る?
なんだそれ?」
未だにわかってないラクに、サキは怒り口調で、
「二人じゃないと
ゲームに勝ち残れないってこと!」
と言うが、
「お前のゲームの勝敗なんて
俺には関係ないだろ…。」と…。
サキはラクの発言に驚いた。
「ちょ、ふざけないでよ!
戦ってゲームに勝たないと
消えちゃうんだよ!?
見たでしょ?
人が消滅していくところ…
あんな風に
なりたくないでしょ?」
ラクは最初に見たノイズに消滅させられる人達を思い出した。
「それに私たちはもう
契約したパートナー同士、
だから協力しあってがんばろ?」
わかり合おうとするサキにまた苛立つラク。
「何言ってるんだ、
人を巻き込んだくせに。」
「巻き込んだとかじゃないでしょ?
きみだって死神のゲームに
参加してるじゃない」
「?
そんなもん参加してないぞ…?」
「え、参加者バッジ持ってるじゃん」
サキもラクの発言がよくわからなくなってきた様子だ。
参加者バッジとはラクが倒れていた時に握っていたバッジの事だ。
つまり参加者と呼ばれる人は皆周りの思考がわかるようだ。
「それに右手に私と同じ
タイマーも出てるでしょ?」
サキの右手のを見てラクは驚いた。
自分と同じ赤い数字が浮き出ているではないか。
「!?
俺と同じだ!
なんなんだよこれ!」
「やっぱりきみも参加者なんだよ…」
………
暫しの沈黙。
「あっ!?」
声を上げたのはサキだった。
「こんな事してる場合じゃない!
急がないとあと20分しかない!」
右手のタイマーが19:59:56に変わっていた。
これは制限時間を表しているらしい。
「急いでマルキューに行こ!」
「マルキュー?
なんだそれ?」
「109のこと!
メールにあったでしょ?
辿り着けなければ消滅って」
ラクは考えた。
『あんなもん信じるか普通…?
でもこの状況…
どう考えても普通じゃないよな?』
少しは冷静になったラクは109に行くことが無難だと悟った。
「はぁ、行けばいいんだろ…」
「うん、
それから二度目だけど
きみの名前は?」
「………
…米場…楽…」
「ヨネバ…ラクかぁ…
面白い名前だね☆w」
『大きなお世話だ!』と思いながらも
渋々109に向かうサキの後を追うラクだった。