薬指の嘘†



うきうきした気分で大学へ向かう。


今日から新しい生活が始まるのだ。


大学へは電車で通うことになっている。


高校までは自転車だったので、それすらも新鮮だ。


「早くしなさいよー。」


お母さんの声にせかされながら私は家を出た。



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