嘘つきなワタシと年下カレシ【完】
あ……、もうすぐで6時半だ。
一睡も出来なかった。
あんなにあっさりと諒との付き合いが終わりを迎えるなんて。想像もしてなかった。
始めて誘いを断って、その勢いで別れを切り出してしまった。
スマホに何らかのカタチで連絡が入るかと期待してた私が馬鹿だったみたい。
「別れたくない」とか。
昼間のアレはなんだ? とか。
諒からアクションがあると思った。
何もなかった。
メールも。電話も。何も来ない。
私は手のひらにゴールドの鍵をのせて、じっと眺めた。
「こんな関係……終わりにすべき。これで良かったの。私はもっと他の幸せに目を向けるべき……だよね。私だって幸せになりたい。誰かを愛し、愛されたい。愛人じゃない。恋人がいいの」
いるよね。
この世の中に、私一人を愛してくれる人が。
愛人じゃなくて、恋人として私を欲してくれる人が。きっと居るよね。
今度は、一対一の恋愛がしたい。
一睡も出来なかった。
あんなにあっさりと諒との付き合いが終わりを迎えるなんて。想像もしてなかった。
始めて誘いを断って、その勢いで別れを切り出してしまった。
スマホに何らかのカタチで連絡が入るかと期待してた私が馬鹿だったみたい。
「別れたくない」とか。
昼間のアレはなんだ? とか。
諒からアクションがあると思った。
何もなかった。
メールも。電話も。何も来ない。
私は手のひらにゴールドの鍵をのせて、じっと眺めた。
「こんな関係……終わりにすべき。これで良かったの。私はもっと他の幸せに目を向けるべき……だよね。私だって幸せになりたい。誰かを愛し、愛されたい。愛人じゃない。恋人がいいの」
いるよね。
この世の中に、私一人を愛してくれる人が。
愛人じゃなくて、恋人として私を欲してくれる人が。きっと居るよね。
今度は、一対一の恋愛がしたい。