甘い幼馴染に溺愛されて。


私は何がなんだかわからなくなって、その場を走り出した。




目から涙が溢れる。




そうだよね?



私が浮かれてただけ。




りなちゃんの方が藍とお似合いだもん。




涙で前が見えなくなっても走り続けた。






ドンッーーー


誰かとぶつかって、尻もちをついた。



「すっ!すみません!」



すぐ立ち上がって走り出そうとすると、掴まれた腕。



「瑠奈?」
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