甘い幼馴染に溺愛されて。

「おっ!おい。ちょっと待てよ!」



後ろからそんな声が聞こえるけど、そんなのお構いなし。



ずんずん前に進んでいると、突然腕を掴まれて



キャッッ---


藍に向かい合わせになるように引っ張られてしまった。



藍の顔はすごく真剣で。



こっちまで緊張してきた。



「あのさぁ。瑠奈。話聞いてくれるか?」



うぅ。何を言われるか超不安。



心臓がどんどん速くなっていく。



でも聞きたい。



やっぱり誤解だったって言う言葉が欲しい。



私は少しうなづくと



「あのさぁ。俺。」
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