甘い幼馴染に溺愛されて。


そこから、いろいろ館内を回って、帰るとき。




「・・・・・最悪だな。」




「うん。最悪・・・。」



目の前は、





「土砂降りじゃん」





「これって帰れるの?」




大雨。



ここから家までは、タクシーで駅まで向かい、電車を乗り継いで帰らないといけない。





時間はもう6時半。




結構暗くなっていて。




ゴロゴロッッーーーーー




「きゃぁっっ!!」



雷が鳴り、瑠奈がうずくまる。



そうだ。こいつ雷怖いんだいっけ・・・。



瑠奈を抱きしめ、



「どうする?」


尋ねたら、




「あそこは?」



そう言って指差した先は、




「お前バカ?ホントにあそこ行くのかよ?」



「わっ、わかってるよ!!??でも・・・。雷怖いもん。」
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