甘い幼馴染に溺愛されて。


言ってから気付いた。



うわ、結構恥ずかしいこと言ったよな。俺。



自分でも、頬が朱く染まっていくのが分かる。




こんな顔瑠奈に見せらんねぇよ。




顔を見られたくないから、ずっと瑠奈の手を引きながら前を歩いた。



すると瑠奈が



「ねぇ?藍?なんでさっきあんなこと言ったの?」




上目遣いで、震えた声で聞いてくる。




そんな顔するとか反則だろ。



抱きしめたくなるが、必死でそれを抑える。
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