イケメン男子は女の子!!

そう思ったが、口には出さずに、料理が並べ終わるのを待っていた

すると、

店員「ご、ごゆっくりどうぞ!!」

わずか数秒で終わったらしく、噛みながらそう早口で言うと、小走りで次の注文をとりに行った

悠「何かあの店員やたら緊張してたな、顔真っ赤にして」

悠冴も思ったのか、店員が去ってすぐに話しかけてきた

『…そうだな。つかそんなことはどうでもいい、早く食べるぞ』

悠「あぁ、食べようぜ!腹減った!」


…お前から話しかけてきたんだろうが


まぁいい、とりあえず食べるか


そう思って食べていると、

店員「お待たせいたしました、バナナパフェでございます。ごゆっくりどうぞ」

…今度はまともな店員が来たな


じゃなくて、

『悠冴、お前…食べるの早くねぇか?ってかいつの間にデザートなんて頼んだんだよ』

悠「朔が遅すぎるんだろ。デザートはさっき頼んだ、気づかなかったのか?」


いや、お前が早すぎるんだよ


『お前何か頼むなら一言ぐらい言えよ』

悠「悪ぃ悪ぃ」

はぁ…こいつといると疲れる




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