イケメン男子は女の子!!


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悠「……おい、朔!!起きろ!!」


悠冴のでかい声と、体を揺さぶられている感触で目が覚めた


『……ん…。…んだよ』


眠い目を擦りながら、体を起こした


寝た時と同じそのままの体勢だったからか、体中が痛くて仕方ない


だから体をほぐしていると、


悠「もうお前昼だぞ?だから昼飯食べに行こうぜ」


と、悠冴が立ち上がりながら言ってきた


その悠冴の言葉に、一瞬思考が停止した



『…………昼?』


たっぷり間をあけて、言葉を発した


悠「あぁ。途中何度も起こそうとしたんだけど、なかなか起きねぇからよー。諦めてそのままにしといた」


そう平然と言ってきやがった



…お前…、諦めないでちゃんと起こせよ



そりゃ授業は面倒とか思ってたけど、さすがに午前中の授業を全部寝て過ごすとか…、笑えねぇ


つか教師も起こせよ


…でもまぁ今さら言ったってどうしようもないが…



まぁいい、とにかく今はこの空腹を満たしたい


そう思い、悠冴に続いて教室を出た






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