【完】恋のキューピットは山田君!





しかも山田君てば、手加減なしにやって
くるからめちゃくちゃ痛い。



おかげさまで、視界がボヤけるくらいに
涙が滲んできた。



「この暴力天使!地獄に落ちろ!」



キッ、と山田君を睨みながらそう言うと
、山田君は鼻で笑った。



「俺は天使だぞ?地獄なんかに落ちるわ
けがないだろ阿呆」



ムカつく~っ!


ほんと、なんでこんなのが天使になっち
ゃったんだか未だに理解不能だ。



まだ私の方が、まともに天使役務まるわ
よ!



「……ていうかそんなことはどうでもよ
くてなぁ。次の作戦について、説明した
いんだけど」

「あ、そっか。うん、どうぞ?」



そう言うと、山田君が説明をし始める。



「次の作戦は名付けて……妬かせちゃお
う大作戦だ!」





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