【完】恋のキューピットは山田君!





そんな山田君の発言に、思わず唖然とす
る。



そして、そんな私を他所に、今度は私の
スカートのホックに触れてきた山田君。



そんな山田君から逃れるように、ぐいん
っ、と上半身を捩らせた。



「ストップストップーーー!!」

「さっきからうるせーな。俺と恋人にな
りたいんだろ」

「それとこれとは関係無いんじゃないで
すかね!」



私はプラトニックな関係を推奨します!


というかいきなりこれはハードすぎです
。キャリーオーバーです。心臓破裂する
んでほんと。



「関係あんだよ」

「え?」

「天使っつーのは、別解だと"純潔"とか
、"汚れなき存在"みてーな意味合いでも
あるわけ」

「ほ、ほぅ……」

「つまり、天使は天使同士でイチャイチ
ャしろって事。だけど人間とイチャイチ
ャすればその掟は破られる」





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