【完】恋のキューピットは山田君!
「そう。恋を叶えてあげる自分の担当の
女の子は、くじ引きで決めるんだよ。ん
で、ランクが下・中・上にわかれてて、
上に行くほど難しくなってくる」
なんだそりゃ。
決め方があまりにも適当すぎる。
「私はどのランクなの?」
「中。」
中ねぇ、ふーん……。
でもそれって、ちょっと難ありって事だ
よね。……微妙な気持ちだな。
「なんでわざわざ一個難しいの選んだの
?下にすれば、もっと簡単だったでしょ
」
「上のランクに行けば行くほど、給料が
高いんだよ」
……はい?
あれ、今ものすごく天使らしかぬ単語が
聞こえたんですけど……。
「ていうか正直、あんたの恋沙汰とかど
うでも良いんだけどね?」
「こらこら!仮にもキューピットがそん
なオープン発言するんじゃない!」