【完】恋のキューピットは山田君!






え、給料とかあんの!?


ていうか恋沙汰とかどうでもいいって、
つまり給料が貰えればいいと!?そんな
金の猛者みたいな……。



「ていうかお金が欲しいんだったら、わ
ざわざ中なんて中途半端なランクじゃな
くて、上から選べば良かったのに」



すると、山田君は何故か思いっきり顔を
歪めた。



「あのな、上ランクの仕事を1つ解決す
ると、日本円にして五千万の報酬が貰え
るんだ」

「ごっ……!?」



五千万!?


家一個買えちゃうじゃん!なんて思って
いると、山田君は不意にその顔を深刻そ
うに歪め、



「……それはな、つまりそれほど仕事ク
リアが困難って事なんだよ」



と呻くように呟いた。





< 52 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop