【完】恋のキューピットは山田君!
こんな気持ち、初めてだし。理解不能だ
し!
先輩のバカーっ!!……なんて、八つ当
たりしてもしょうがないんだけど。
はぁ、と布団の中でため息をついてると
、山田君の声が聞こえてきて。
「まあ何か悩んでるなら、この偉大なる
天使様が聞いてやらなくもないぞ?」
なんて言うから。
「……気持ちだけ受け取っとくわ」
ともう一度ため息をついた。
……絶対山田君になんて相談しない。だ
ってロクな事にならないのは目に見えて
るし。
……はぁ、どうしたら良いんだろ。
「今日も部活には出ないのー?」
翌日の昼休み。