【完】恋のキューピットは山田君!





必死で状況を整理しようとしてる間に、
部長と私との距離はぐんぐんと詰められ
ていて。



「百千いぃぃぃ!心配したんだぞーっ」



そう言って抱きついてくる部長。



やーめーてーっ!!

暑苦しいからーーー!!



「部長……わかりましたから!もう平気
ですから!」

「……そうか?」



ズビッと鼻を啜る部長。



……なんで泣いてるの。



まさかこんな手厚い歓迎を受けるとは思
ってなかった……。



「あ、美姫ー」

「!」



ふと、先輩の声が聞こえてきて、無意識
に肩がピクッと跳ねてしまった。



……意識しないって決めたばっかなのに





< 74 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop