【完】恋のキューピットは山田君!
つまり、私の恋心のゲージが満タンにな
ったと……。
「ぴ、ピンクって因みにどういう……」
「初恋の色」
「いやーーーっ!!」
なんだそのこっぱずかしい色!!
初恋って!!
「ていうかゲージでわかるんだったらわ
ざわざ毎日きいてくる必要無かったじゃ
ん!」
「え、だって美姫の反応の変化を見るの
が楽しみだったから」
……悪魔!!天使だったらもっと優しく
見守ろうとかそういうんじゃないの!?
天の邪鬼すぎるでしょ……。
「んで?お相手は誰なんだよ?」
ニヤニヤと笑いながらそう尋ねてくる山
田君。
「……同じ部活の、先輩」