【完】恋のキューピットは山田君!
「やっぱり強いやつが近くにいてくれた
方が、頼もしいし!」
俺の事守ってくれそうだし!という先輩
に思わずため息をつく。
女の子に守ってもらうような部長でいい
の?先輩は。
ていうかやっぱり、先輩の中での自分は
そういうイメージか。
いや、わかってたけど。それに特別、不
満があるわけでも無い。だってそれだけ
、信頼を置かれてるって事だし。
……でもやっぱり、願わくは。
少しでも"女の子"として、見ててもらえ
ていたなら、って思うんだ。
「……いいですよ、副部長、やっても」
そう言うと、先輩はとても嬉しそうに笑
った。
でも先輩、ごめんなさい。