お星様に願いを込めて
「なぁ。いきなりで
びっくりされると思うんだけど
お前に言いたいことがいるんだよね。」
いつもより少し低い声。
「えっ?なに?」
私は声が震えないように頑張った。
「オレはお前が好きだ。」
顔が少し赤くなってるアイツ。
「こんな私を?」
私はかわいくないし キモイ。
「あぁ。お前はカワイイしオタクだろ?」
かわいくないのに…オタクなのは事実です。
「かわいくないです。でもオタクだよー」
「だからお前と気が合うし。
ずっとこんなふうに告白出来る日が
来ないかな?って星に願ってたんだ。」
「私もあなたが好きだし、星に願ってたよ。」
「付き合わない?」
「もちろんだよ!!!」
こうして私とあいつはお星様のおかげで
付き合うことができました。