何度でも君に恋を 【完結】
「おぉーー。」
「なんか、楓磨お父さんと本当似てきたね。」
あたしがそんなことを言うと、楓磨もお父さんも照れていた。
3ヶ月の間、変わったことも多いんだな。
「あっ、お母さん!!あたし、華愛とかに会いたいな!!」
「そーよね!!大空くんたちに連絡しなくちゃ!!」
へっ?
大空くんって誰だっけ?
あたしの知らない人かな??
「大空くん、ねぇーちゃんが目を覚まさないときずっと見舞いにきてくれてたんだよ!!」
「ねぇ、その大空くんって誰なの??」
「え??ねぇーちゃん、それ本気で言ってるの??」
「えっっ!!本気って、知らないから!!」
お母さんが電話をし終えて、病室に戻ってきた。
「お母さん!!ねぇーちゃんが変な事言ってる!!」
「どーしたのよ。」
「楓磨が変なこと言ってるんじゃない!!大空くんって誰なの?」
「美桜?大空くんの事覚えてないの?」